期間工の仕事にも慣れたし、部署も居心地が良いし、給料も文句ないからずっと今のところで期間工を続けたいと思ったとしても残念ながらそれはできません。
なぜなら期間工が同じ企業で期間工として働ける期間には定めがあるからです。その期間とは最長で2年11ヵ月、つまり35ヶ月と決められているのです。
なぜ、2年11ヵ月という中途半端な期間なのでしょうか?
3年の36ヶ月の方が分かりやすいのにと思いませんか。
実は3年以上働いた期間工に対して企業は正社員として雇わなければいけないという法律があるのです。
そのため企業は3年(36ヶ月)の1ヶ月前(35ヶ月)を契約期間満了としているのです。
では2年11ヵ月で契約期間満了をむかえた期間工はその後、どうなるのでしょうか?
これにはいくつかのパターンがありますのでそれぞれ紹介します。
期間工契約満了後
正社員雇用される。
期間工が正社員雇用を希望していて、企業側が承認すれば正社員になる事ができます。
期間工として再雇用される。
期間工が期間工の再雇用を希望した場合、企業は選考に入りますが採用される可能性は極めて高いです。なぜなら2年11ヵ月という期間を働き続けた事を評価されるからです。しかし、この場合2年11ヵ月の間、働き続けたという実績はリセットされてしまうので1からのスタートとなります。企業によっては時給を上げてスタートさせてくれる場合もあるようです。
他のメーカーに期間工として働く
現在、期間工になるには選考も厳しくなっています。しかし他メーカーで2年11ヵ月という最長期間の満了を終えたという実績はどこにいっても評価されます。そのため他メーカーの選考にも受かりやすくなります。1からのスタートになりますが、入社祝い金が支給されるというメリットがあります。
期間工を辞める
期間工という働き方に別れを告げるという事です。就職活動をして正社員を目指したり、期間工の間に貯めたお金で独立して事業をする人も多いです。実際に2年11ヵ月の契約満了をした人は無駄な浪費をしていなければ、かなりのまとまったお金を貯金する事ができています。
まとめ
以上のように2年11ヵ月の契約満了後にはいくつかの選択肢があります。
また契約満了後の退職は会社都合になるので失業保険もすぐに支給されます。
失業保険の期間は雇用保険の加入期間によって異なりますが、2年11ヵ月の満了期間を終えた人は、最低でも90日はあります。その間に色々考えてみるのも良いでしょう。
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